番町・麹町～歴史と由緒ある街～

東京の中心に一番近い街「千代田区番町」。番町とは千代田区の「一番町」から「六番町」までの町を指し、皇居に隣接し、世界各国の重要拠点が置かれた、圧倒的な高級住宅街です。江戸時代は将軍を護る旗本の屋敷が立ち並び、明治維新後は時の大臣や文豪が多く暮らした歴史ある住宅街で、由緒正しい格式高いエリアです。大型商業施設はありませんが、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど暮らしに必要なお店が複数点在しているため、日常の買い物に困ることはありません。近隣オフィスで働く方々が利用する飲食店も多くあるので、外食で不自由することもなさそうですね。周辺には「駐日英国大使館」や「イタリア文化会館」などの大使館や政府文化交流機関が所在するため、街全体にセキュリティが行き届いていますよ。

麹町大通りと大妻通りを繋ぐ、通称”番町文人通り”には、島崎藤村や泉鏡花、菊池寛といった明治から昭和にかけて活躍した多くの作家が居を構えていたことから、現在は旧居跡に案内プレートが設置されるなど、かつてこの地で活躍した文化人の足跡を辿れる散策コースとして楽しめます。名だたる文豪とゆかりのある街を散策した後は、神田古書店街まで延ばして、それら作家たちの小説を読むことで、より一層作品に対しての思いが強くなりそうですね。

地域内にはオフィスビルが立ち並び、都会的な雰囲気に包まれていうる一方で、「赤坂御用地」と「皇居」に囲まれた場所にあるため、都心でありながら自然を身近に感じられるロケーションです。特に「皇居」周辺はランニングコースとして人気で、着替えやシャワー、ロッカーなどが利用できる”ランニングステーション”も各所にあり、休日はもちろん、出勤前や仕事帰りなど、気軽にランニングを楽しめるのも魅力ですね。近隣にお勤めの方なら、昼休みに一走りしてリフレッシュしてから午後の仕事に臨むのもいいのではないでしょうか。

春と秋の年2回だけ一般に公開される「皇居乾通り」は美しい桜や紅葉を観賞できる場所として有名で、全国から毎年多くの人々が訪れます。また、皇居の北西側にある「千鳥ヶ淵」も毎年見事な桜で満開になるので、緑道を歩いてのお花見はもちろん、ボートに乗って垂れ下がる桜を下から眺めるのもオススメですよ。

麹町・番町エリアには、「上智大学」や「大妻女子大学」、「二松学舎大学」といった大学をはじめ、「番町小学校」、「麹町小学校」、「雙葉学園」といった由緒ある公立小学校が揃った教育環境に優れた立地で、図書館や児童館、NPO法人が運営する子育て支援施設も揃っているため、安心して子育てをすることができます。学習塾や音楽教室、バレエ教室、スポーツクラブといった習い事施設も多数あるので、お子様にさらなる学習の機会を与えることができそうですね。また、千代田区の子育て支援が手厚いのも特徴で、育成手当てに加え、高校を卒業するまで医療費が無料になるなど、他の行政区に比べて子育て関連の支援が充実。教育水準が高く、生活利便性と自然環境のバランスがとれている街は、今後さらにファミリー世帯から注目されることでしょう。