2014年にオープンした超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」。建物は主にオフィスビルですが、商業店舗やホテル、住宅が入居する大規模複合施設として、東京の新たなランドマークとなっています。「虎ノ門ヒルズ」は現在、3つの建物(”森タワー”、”ビジネスタワー”、”レジデンシャルタワー”)で構成されており、2022年度には新たなビジネス・イノベーションの発信拠点となる”ステーションタワー”も建設予定で、すべてが完成すれば、まさに一つの大きな街として益々の発展に期待が高まっています。
商業エリアには飲食店や物販店、美容院、スポーツジムなどが揃い、近隣オフィスで働く方はもちろん、週末には多くの家族連れや観光客で賑わいます。敷地内にはベンチがたくさん置かれており、緑の芝生と木々が広がっているエリアもあるので、自然を感じながら寛ぐこともできそうですね。また、2018年に新虎通りの沿道開発第1号プロジェクトとして、オフィスと商業店舗・イベントスペースからなる複合施設「新虎通りCORE」が誕生するなど、とどまることを知らない進化を続けており、多彩な文化・経済活動が創造される街として、多くの人々の繋がり・新たなコミュニティが醸成されています。
大規模開発プロジェクトで変貌を遂げている虎ノ門・新橋エリアの、新たな交通の要となる日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅。銀座線「虎ノ門」駅とは地下歩行者通路で繋がっており、乗り換えにも便利になっています。また、「虎ノ門ヒルズ」とも地下通路で連結し、”ビジネスタワー”の1階には、羽田空港リムジンバスや都心部と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム) も発着可能なバスターミナルを備えるなど、アクセスの利便性が向上。世界と都心部を繋ぐ新たな「東京の玄関口」として、国内外の人々の流れを創出しています。2022年度の全線開通を目指し、本線トンネル工事を進めている環状二号線が完成すれば、羽田空港へ約25分でアクセスできるとあって、今後もグローバルなビジネス拠点として、さらなる発展へと動き出すことでしょう。
多くの一流企業がオフィスを構えるビジネス街として高層ビルが建ち並ぶ一方で、周辺には木々が生い茂る公園も多く、自然豊かな環境も魅力です。江戸時代の代表的な大名庭園である「浜離宮恩賜庭園」には、都心とは思えない落ち着いた雰囲気が広がっており、菜の花や秋桜など、季節の花々が美しく咲き誇り、訪れる人々を魅了しています。
近代的な高層ビル群を背景に美しい庭園を眺めながら散策すれば、喧騒を忘れて心静かになれる時を過ごせそうですね。かつては将軍の休憩処だった”中島の御茶屋”では、趣ある風景に囲まれながら抹茶と和菓子が楽しめるので、散策合間の休憩にもオススメですよ。
都会のオアシスとして多くの人々の癒してきた「日比谷公園」。園内には桜や銀杏などの木々が豊かに茂り、四季の移り変わりを感じることができます。コンサートやフェスティバルといったイベントも多く開催されており、週末ともなると家族連れや国内外からの観光客で賑わっています。特に食フェスは人気で、日本各地・世界各国の特色を活かしたメニューが手軽に食べられるとあって、開催時には連日行列ができる盛況ぶりを見せています。
冬にはクリスマスマーケットも開催されるので、どの季節に訪れても、きっと忘れられない想い出になりそうですね。敷地内にあるランニングコースでは、緑に囲まれながら走ることができ、日頃から多くのランナーに利用されています。休日はもちろん平日の出勤前に走れば、爽やかな一日を迎えられるのではないでしょうか。