Material

住まいにおいて木は身近な存在であり、 環境にも人にも優しい素材として広く使われてきました。木材の特徴である木目には、ひとつとして同じものはなく、木の持つ優しい雰囲気は、誰もが癒される不思議な魅力があります。フローリングに使われることが多い木材ですが、今回ご紹介するお部屋は、天井に木の板を張り、見上げた時に木のぬくもりを感じられる、落ち着きある空間となっています。照明の光も天井に柔らかく広がり、木目をより美しく際立たせていますね。

来訪者を最初に出迎える場所として、住まいの顔となるエントランスホール。それだけにデザインもこだわりを持って選びたいですね。今回ご紹介するお住まいはエントランスホールを広く設け、一歩足を踏み入れた瞬間から、訪れる人の心を深い寛ぎで満たす、高級感溢れる空間となっています。床には大理石を敷き詰め、黒を基調とした色合いと独特な模様で、ホテルのような上質感を演出。表面には鏡面塗装が施され艶感があり、光の反射で表情が変わるので、昼と夜とではまた違った雰囲気を楽しむことができます。

壁紙は住まいの印象を決める大きな要素のひとつです。色や柄によって空間の見え方が変わり、個性を演出できます。今回ご紹介するお部屋は、場所によって壁紙を使い分けており、1つの室内でも壁紙を張り分けることで、ワンランク上のオシャレな空間となっています。殺風景になりがちな洗面室は、一部壁面にアート感溢れるモノトーンの柄を施し、印象的で落ち着きのある雰囲気に。無彩色ながら程よいリズムが刻まれており、躍動感がありますね。壁紙が鏡に映り込むと空間が広がって見えるので、開放感も高まっていますよ。

壁紙はお部屋の印象を決める大切な要素です。特に寝室は長い時間を過ごすため、ここに色彩豊かな壁紙を使うとインパクトはかなり大きなものになります。1日の疲れを癒す場所は、ゆっくりとくつろげる空間にしたいですね。白い壁紙は無難だがつまらないと思われる方には、派手な色や柄物もいいですが、大人の女性らしい華やかさを感じられるパープルピンクを選ぶことで、インテリアがより洗練された雰囲気になります。

ナチュラルテイストなインテリアに憧れ、木製の家具を揃えてみても、なんだか家の中が殺風景に感じてしまうことはありませんか？そんな時は、壁の一面に木のアクセントを入れることで、部屋全体をナチュラルな雰囲気に演出できます。床から壁まで木の板で覆われたリビングは、木のぬくもり溢れる癒しの空間となっています。壁の板はフローリングに対して垂直方向に貼られているので、壁の独立性が強調され、動きのある空間に仕上がっていますね。一枚一枚に個性豊かな木目があるのも魅力で、時を重ねるごとにさらに風合いを深めていくことでしょう。