埼玉県の中程に位置する蔵造りの街・川越。今も色濃く残る江戸時代の城下町として栄えた風情ある街並みは「小江戸」と呼ばれ、国内外問わず多くの観光客が訪れる人気の観光地となっています。古き良き大正時代の建築が軒を連ねる「大正浪漫夢通り」や、重厚な明治期の蔵造りの街並みが広がる「川越一番街」など、街を散策すれば歴史情緒をそこかしこに感じられる一方で、駅周辺は近代的なビルが建ち並ぶ都会的な街並みとなっており、埼玉屈指の繁華街としても知名度を高めています。主要駅である「川越」駅は、JR埼京線・JR川越線・東武東上線の3路線が乗り入れており、池袋・渋谷・新宿まで乗り換えなしでアクセスでき、都心への通勤にも不便しません。東北・北陸方面への新幹線が停車する「大宮」駅へも乗り換えなし約22分で移動でき、出張や旅行などの遠征にも便利です。駅周辺には「アトレ川越」や「ルミネ川越」といった大型商業施設が揃い、全長1.2kmにかけてショッピングストリートが広がる商店街「クレアモール」にはオシャレなショップが多く、若者の街として活気に溢れています。西口にはペデストリアンデッキが整備され、周辺施設へのアクセス性が向上。2020年には「U_PLACE」、「ウェスタ川越」、「ウニクス川越」といったが大型複合施設が次々オープンするなど、再開発により新たな都市機能を備え、埼玉の主要拠点としての役割に大きな期待が寄せられています。
「川越」駅と並ぶもうひとつの玄関口「本川越」駅は、西武新宿線が乗り入れており、各駅・準急・快速・急行・特急すべての始発駅とあって、新宿方面のアクセスにとても優れています。「時の鐘と蔵のまち」という副駅名で、川越観光の観光拠点としての知名度もあり、多くの観光客がこの「本川越」駅を利用し、常に賑わっています。駅周辺も発展しており、大型商業施設「西武本川越ぺぺ」をはじめ、売場面積1200㎡超を誇る「イトーヨーカドー食品館」などが揃い、各種チェーン店や個人商店も多いこの界隈は、ショッピングエリアとしても人気です。観光地とあって飲食店も充実しているので、美味しいものを求めて外食する機会も増えそうですね。近年、子育て世帯の移住を促進している川越市では、子育て支援を積極的に行っており、定期的な育児講座の開講や、駅周辺に保育園を新設するなど、育児のしやすい環境づくりをサポートしています。エリア内の総合病院「赤心堂病院」には外科・内科をはじめ、小児科・産婦人科など幅広い診療を行っており、救急にも対応。中心街から少し距離がありますが、「川越市医師会夜間休日診療所」もあり、土日や夜間にお子様の体調が急に悪くなっても安心です。他にも「川越市立中央図書館」、「川越市立美術館」、「川越市営初雁公園野球場」といった施設が揃い、子育てをされている世帯やこれから子育てをされる世帯にとって住みやすい環境となっています。
武蔵野台地の北端に位置し、入間川と荒川が流れる川越市は、四季折々の自然にも恵まれています。入間川沿いにある「川越水上公園」には、樹木が多く、季節ごとに自然の風景を見ることができます。春には桜、夏にはプール、秋には紅葉、冬には釣りが楽しめ、お子様連れのファミリーにも好評です。ドッグランやバーベキュー場もあり、アウトドアを気軽に満喫できるのも魅力ですね。自然沼としては関東で千葉県の印旛沼に次ぐ広さの「伊佐沼」には公園も整備されており、「冒険の森」と呼ばれるアスレチック広場は、多くの子供たちでいつも賑わっています。また、沼沿いには桜並木が連なっており、「伊佐沼」を囲むように咲き誇る桜は人々を魅了してやみません。「伊佐沼」の近くには無料で利用できる「笹原町緑地ドッグラン」もあり、ワンちゃんとの散歩も楽しんでいただけることでしょう。観光のみならず都市生活においても、ゆとりと潤いがある川越エリア。交通アクセス性と生活利便性を享受し、風光明媚な自然の風景にも恵まれながら、歴史と文化の薫りを感 じることができる街は、幅広い世代を惹きつける魅力に溢れています。