JR・東京メトロ・都営地下鉄の複路線が乗り入れる「飯田橋」駅は、交通の要衝として多くの通勤・通学する人々に利用されています。周辺は再開発によって大型商業施設やビルが立ち並び、ビジネスの拠点としても発展してきました。現在も複数の再開発が計画されており、駅の改良工事や駅前広場の整備などが進められ、さらなる利便性向上が期待されています。
ショッピング施設も充実しており、外濠と桜並木の景色を臨む「飯田橋サクラテラス」、駅前にそびえるランドマークタワー「飯田橋ラムラ」といった複合商業施設が揃い、オフィスワーカーや地域住民のニーズに応えています。近年では「飯田橋プラーノ」や「飯田橋グランブルーム」といったオフィスや住宅、ショッピング施設を併せ持つ再開発ビルが誕生するなど、企業の推進力によって、駅周辺だけでなく広域圏にさらなる発展を遂げています。
全国的に“古書店街”として広く知られる「神田古書店街」は、表通りや路地に150 軒をも超える古書店が並んでおり、掘り出し物の本との出会いが溢れています。毎年秋には「神田古本まつり」が開催されるなど、日本全国はもとより、海外からも多くの人々が訪れ、本の街を盛り上げています。本をゆっくり読める喫茶店もたくさんあるので、好きな本を購入してノスタルジックな店内の雰囲気と共に、コーヒーや軽食を楽しみながら読書をすれば、自宅で読むよりも作品の世界に入ることができそうですね。また、古書店と同じくらい老舗のレコードショップも多いので、新しい音楽との出会いも楽しめますよ。
ビルが建ち並ぶオフィス街に鎮座する「東京大神宮」は、格式高い「東京五社」の一社で、「伊勢神宮」の神様を祀っていることから〝東京のお伊勢さま〟として親しまれています。境内は御神木をはじめ、四季折々の木々に囲まれており、神聖な空気に包まれながら、ホっと安らげる雰囲気となっています。縁結びのご利益があるので、良縁を祈願しに訪れるのもいいですね。
また、東京を代表する神社巡りで是非訪れたいのが、広大な境内に荘厳な本殿を有する「靖国神社」です。ソメイヨシノをはじめ約500本の桜が植えられていることから、都内屈指の桜の名所としても知られており、桜の花が埋め尽く風景は、日本の春の風情を感じさせてくれますよ。
都会の喧噪を忘れて休日の散策に訪れたいのが、四季折々の花木や樹木が茂る「北の丸公園」です。千鳥ヶ淵を囲むように春には桜、秋には紅葉の絶景が楽しめます。園内には江戸城史跡のほか、「科学技術館」や「東京国立近代美術館」といった施設もあり、自然散策の合間に歴史と文化と芸術に触れることのできるのも魅力です。ベンチも至る所に設置されているので、森林浴をしながら読書をしたり、近くのレストランやカフェでテイクアウトしたランチを楽しんだり、都心にいるとは思えないほどの静けさと木々に囲まれ、穏やかな時を過ごしていただけますよ。