withコロナ時代～新しい生活様式に対応できる住まいへ

新型コロナウィルス感染症の拡大にともない、3つの密（密集、密接、密閉）を回避することを基本とした、新しい生活様式が提唱されてきました。その一例として、ステイホームやテレワークなどが推奨され、最近では新しい生活様式に対応した住まいを求める方が増えてきています。これからのリノベーションも、新しい生活様式を意識したいもの。今回は、手洗いスペース、タッチレス、宅配ボックスなど、新しい生活様式に合わせた便利で快適な設備をご紹介します。

	■宅配ボックス 配達員と対面での接触機会を最小限にするために、宅配ボックスのニーズが高まっています。また、再配達率が減少するというメリットもあります。
	■玄関そばに洗面スペース できるだけ家の中にウイルスを持ち込まないよう、玄関そばに洗面スペースを設置することで、帰宅後すぐに手洗いやうがいができます。
	■通風タイプの玄関ドア ドアを閉めたまま風が通せる通風タイプの玄関ドアにすることで、玄関の換気をこまめに行い、家の中の空気を入れ替えることができます。
	■シューズクローク 外との接触が多い上着や帽子、鞄などが収納できる広めのシューズクロークがあれば、家の中にウイルスを持ち込みにくくすることができます。
	■ワークスペース 在宅ワークが身近な働き方になりつつある今、生活空間と隔てられたワークスペースがあれば、自宅で集中して仕事に取り組めることでしょう。
	■パントリー 食品や日用品をたくさんストックできるパントリーがあれば、まとめ買いをしても大丈夫。まとめ買いできることで、スーパーへ買い物に行く頻度を減らせます。
	■タッチレス水栓 センサーで反応して水が自動的に出てくる非接触の自動水栓なら、蛇口にウイルスを付着させることなく、手洗いやうがいができます。
	■衛生的なトイレ おうち時間が増え、使用頻度が高くなったトイレは、自動水栓や自動開閉式、照明の人感センサーなど、手を触れないで済む仕様を取り入れ衛生的に。
	■アウトドアリビング バルコニーやテラスなど、屋外を室内と同様に生活空間として活用するアウトドアリビング。おうちにいながら、外にいるかのような開放感を味わえます。
	■IoT住宅 スマートフォントなどを操作して、照明やエアコンをオンオフしたり、玄関の鍵を施錠したり、住宅の設備・機能を非接触でコントロールできます。

これらはほんの一例ですが、長引く在宅時間をいかに「快適」・「安心」に過ごしていくか。withコロナ時代に向けて、新し生活様式に対応した設備・仕様は、これからの住宅に欠かせないものになるかもしれません。住まいづくりの新しいヴィジョンは、感染対策という枠を超えて、より安全で安心して暮らせる住宅の新しいスタンダードとなっていくことでしょう。